国際シンポジウム

5.20 [Wed]
10:00~18:00

国際シンポジウム 同時通訳 事前申込制

国立京都国際会館(京都市)

オープニングセレモニー

  • 10:00~10:30
  • メインホール

記念講演

  • 10:30~11:00
  • メインホール

「見える命 見えないいのち」

音羽山清水寺 貫主 森 清範


基調講演

  • 11:00~11:55
  • メインホール

「未来市民のためのスマートシティデザイン」

MITモバイルエクスペリエンス研究所 ディレクター Federico Casalegno

私たちは、日常生活に欠かせない非常に洗練された科学技術の、その驚くべき技術開発を支援している。分散計算、ビッグデータ、あるいは市内各地に埋め込まれたセンサーが、これまでにない街の効率化を促進する。
しかし、都市と都市がより繋がりをもって知的社会として機能した場合、この技術革新の中心にある人間の生活をどのように維持していくのかという根本的な疑問が生じる。実例を通して、機能する都市の効率化をどのように推し進めていくのか、同時にどのように市民生活の向上を図っていくのかを、議論・模索していく。

分科会

メインホール

13:00~14:15

「住民参加によるスマートシティの創造」

前回開催のスマートシティエキスポにおいて、スマートシティの形成においては、「オープンガバメント」の重要性が語られたように、そこに暮らす市民の取り組みへの理解と積極的な参加が不可欠であり、テーマに関しての国内外の現状の紹介などを踏まえて議論をいたします。

14:25~15:40

「Internet of Thingsによる生活の変革」

The IoT : 500億台のネット通信機器が
私たちの生活と通信をどう変えるか

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン 研究者
Larissa Romualdo-Suzuki

コンピューティングの性能及び記憶容量の進化によってコスト削減が達成されているなか、無線ネットワークやセンサーネットワークが拡大し、「ビットと原子(アトム)の試行的な分離」、つまり非物質的なデジタルと物質的な「モノ」の分離に終止符が打たれて、各都市は都会的な「モノ」を中心とした環境に変貌している。都会での機能がより統合化され、自動(オートメ)化(イテッド)された通信機器どうしでのやりとりが強化されるのである。「モノ」によって形成される環境は、ネットワークのなかのダイナミックなネットワークの役割を新たに誕生させ、「モノのインターネット」として知られている。だれでも、いつでも、どこでも、あらゆる互換性を持たせて結びつけた革新的なアイデアによる「モノ」である。これらのネット関連機器は2050年までに500億台に達すると見込まれている。それらは家庭に設置された家電、パソコンやテレビはもちろんのこと、輸送機関から携帯電話、衣類・食品・薬剤・書籍・動物・子供の管理にまで及び、都会の環境そのものまでをも操作したり指示したりするようになる。「モノのインターネット」の発想は瞬時に状況を捉え、リアルタイムなデータのやり取りによる実践的なデータ環境を完備するものである。デジタルインフラとそのシステムが統合されることによって、ユーザーがこのデータにアクセスした場合、従来は実感できなかった高度な決断を可能にし、そこに新たな発見と仕組みの構築を推進することのできるデータの役割を見いだすのである。今回の議題にて「モノのインターネット」という興味深い提案を皆様に提供するとともに、インターネットにおける進行中の改革が私たちの生活と通信をどう変えるかを、ここに紹介するものである。

日本マイクロソフト株式会社 最高技術責任者(CTO)
加治佐 俊一

デバイス、クラウド、ネットワーク技術のこれまでにない進化と組み合わせにより、新しいデータ活用技術が出現し、スマートシティの実現に向けて活用が進みます。その中心となるのが、IoT (Internet of Things)と機械学習(Machine Learning)です。この講演では、最新のIT関係の技術の総括をしながら、IoTと機械学習の技術の概要と事例、およびマイクロソフトのCtyNextという取り組みを紹介しながら、将来像について話をします。

15:50~16:25

企画講演

「地域に貢献する「スマート電力供給システム“SPSS®”」の取組」

日新電機株式会社 フェロー
新エネルギー・環境事業本部 新エネルギー事業部 事業部長

織田 鐘正
 講演資料

地域の持続的な繁栄を実現するスマートシティ構想では、電力エネルギーをはじめとするインフラ構築が重要となる一方、エネルギーコスト上昇や災害リスクに対応するため、太陽光発電やコジェネ、蓄電池などの新エネルギーを活用しながら、これまで見過ごされてきた未利用エネルギーを如何に活用していくかも今後の課題と考えます。この多様化した柔軟なエネルギーを地域の特性に応じて現実的な供給構造として仕上げていくことがスマートシティ構築に近づく一歩ではないかと考えています。弊社では、スマートグリッドの一つのコンセプトとして、“Smart Power Supply Systems”【SPSS®】と称して、構内に実証プラントを構築しており、これらの知見が京都スマートシティ実現に少しでもお役立てればと考えています。

ルームA

13:00~14:15

京都経済団体連携プログラム

「スマートシティの最新動向とビジネス展開」

「スマートシティ最前線」
~Fujisawa SSTが目指す未来~

パナソニック株式会社 ビジネスソリューション本部CRE事業推進部長(兼)Fujisawa SSTマネジメント株式会社 代表取締役社長 宮原 智彦

Fujisawaサスティナブル・スマートタウン』は、先進的な取り組みを進める企業19団体と藤沢市の官民一体の共同プロジェクトで、1000世帯もの家族の営みが続くリアルなスマートタウンとして、技術先行のインフラ起点でなく住民ひとりひとりのくらし起点で街づくりを進めております。くらし起点の画期的な仕組みが、エネルギー、セキュリティ、モビリティ、ウェルネス、コミュニティ、さらに非常時対策まで、くらしのあらゆる場面で「生きるエネルギー」を生み出し続けています。そんな自然の恵みを取り入れた「エコで快適」、そして「安心・安全」な生活が持続する「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」の街づくりと未来をご紹介いたします。
エコ町家 - 京都市次世代環境配慮型住宅の取り組み -

株式会社八清 代表取締役 西村 孝平

京都市では2014年5月に策定したグリーン産業振興ビジョンの主要な取り組みである「スマートシテイ京都研究会」での議論を踏まえて、都市部における京都ならではの次世代環境配慮型住宅の実証事業として伝統的な都市居住建物である京町家と現代の省エネルギー技術を融合させた「エコリノベーション京町家」を同年11月に完成させました。
2015年6月末に引き渡す京町家を1年間住まい手の協力のもと、実際の使用電力量、ガス量をはじめ、棟続きの隣家の協力も得て室内の温度や湿度の計測を行い省エネルギーの効果を調査、分析を行います。居住者のアンケートも実施し改修していない住宅との比較検証を行います。
建物の特徴としては本来京町家の持っている中間領域としての出格子や縁側、玄関空間と言った間取りを残しつつ、風通しや視覚によるさわやかさや癒しの演出の坪庭などを京町家の持っている良さを継承し、又一方で高断熱・高気密の施工や太陽光発電、家庭用燃料電池発電など最新式の器具を利用したハイブリッド型省エネ京町家のご紹介をさせていただきます。

14:25~15:40

「大規模なスマートシティ開発」

次世代のコミュニティ作りや文化創造などの視点から、国内外でスマートシティの構築に先導的に取り組んでいるプロジェクトや、新たな町づくり、今後の見通し等について、テーマ別に、行政、団体、企業の代表者等から報告していただき目指すべきスマートシティの姿に関して考察します。

15:50~16:25

企画講演

世界は都市化の一途を辿っており、世界各国で毎日20万人以上の人々が“都会”に移住し続けています。
このような状況下においてインフラ、サービスなど都市への要求は飛躍的に高まっています。
この急速な“都市依存化”は、これからの競争は国ではなく都市レベルで起こることを示唆しています。
これは都市の維持や成長を支える人材誘致のためのレースになることが推測されます。
このプレゼンテーションでは、どのように「スマートシティ」が経済的、社会的、環境的に持続可能な都市基盤を創生し、いかに未来の都市を担う人材を確保するために効果的かを概説いたします。

パネルセッション

  • 16:40~18:00
  • メインホール

「スマートシティをデザインする
~スマートシティの実用化に向けた挑戦~

「未来社会=スマートシティ」でのライフスタイルや生活文化をどのようにデザインしていくのか、現実的かつ革新的なスマートシティプロジェクトをデザインすることに焦点を当て、行政、企業等が行動すべき方向性について議論をいたします。

閉会あいさつ

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