スマートシティセミナー 同時通訳 事前申込制
5.21 [Thu]
10:30~11:00
[基調講演]
「ICTの活用による地方創生の実現 ~ NTT西日本のスマート光戦略 ~」
西日本電信電話株式会社 取締役 ビジネス営業本部長 古堅 一成 氏
地域課題を解決する有効かつ継続的な施策が求められている地方創生の営みにおいて、NTT西日本は「スマート光戦略」を推進し、ICTを活用して、まち・ひと・しごとをさらに簡単・便利・快適にしていくことに貢献しています。
本講演では、実際の取組事例を踏まえてその戦略をご紹介させていただきます。
本講演では、実際の取組事例を踏まえてその戦略をご紹介させていただきます。
11:15~12:30
『「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」の取組み成果と今後の展開について』
けいはんな学研都市では、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」の選定を受け、産学公住の連携の下、2010年から2014年までの5年計画で、「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」に取り組んできた。
京都府をはじめ、26の自治体、企業、団体等が参加して実証プロジェクト推進協議会を設立し、京都府域の京田辺市、木津川市、精華町を実証エリアとして、家庭・業務・運輸の3つの部門を対象に住民、ビルのテナント利用者、ホテル宿泊者や電気自動車購入者の積極的な参加も得て実証を行った。生活者の利便性や快適性を損なわずに、省CO2・省エネ、電力ピークカット等を実現するために、種々のエネルギーマネジメントシステムを構築し、地域全体のエネルギー最適活用を実証した成果を、中心的な参画企業の意見を交えながら紹介するとともに、今後進めていくべきスマートコミュニティモデルを提言する。
京都府をはじめ、26の自治体、企業、団体等が参加して実証プロジェクト推進協議会を設立し、京都府域の京田辺市、木津川市、精華町を実証エリアとして、家庭・業務・運輸の3つの部門を対象に住民、ビルのテナント利用者、ホテル宿泊者や電気自動車購入者の積極的な参加も得て実証を行った。生活者の利便性や快適性を損なわずに、省CO2・省エネ、電力ピークカット等を実現するために、種々のエネルギーマネジメントシステムを構築し、地域全体のエネルギー最適活用を実証した成果を、中心的な参画企業の意見を交えながら紹介するとともに、今後進めていくべきスマートコミュニティモデルを提言する。
- 実証プロジェクト参画企業
- 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 新産業・社会システム推進室長
戸邉 千広 氏 - 公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構 理事 二宮 清 氏
- 京都府 政策企画部 理事 重松 千昭 氏
(二宮氏・重松氏共通)
13:30~14:05
「スマートシティ構築に向けたヘルスケアサービスの役割とオムロンの取組」
オムロン株式会社 執行役員常務 CTO兼技術・知財本部長 宮田 喜一郎 氏
オムロンはセンシング&コントロール技術をコア技術として価値の創造に挑戦している。今後はあらゆるモノが通信機能を持つと言われる中、これを新しい価値創造のチャンスと捉えている。特にヘルスケア機器と通信との融合は、スマートシティーを具現化するうえで重要な役割を果たすと考えている。代表的なものは、バイタルデータを活用した高齢者等の見守りや、健康行動の評価による街の活性化であろう。これらの中で、被災地や離島における事例、商店街活性化の取り組み事例について紹介する。ヘルスケアデータは、他のセンサ(環境センサ等)と組み合わせることで、これまでとは違った価値を生み出す可能性も秘めている。これらのデータ解析の発展性についても触れたい。
14:10~14:45
「ハビタットIII: ニューアーバンアジェンダにむけて」
国連 人間居住計画(ハビタット) ハビタットⅢ 日本チーム Wataru Kawasaki 氏
「スマートシティ」構築を目指す上で、それに対する国際合意が必要不可欠である。またポスト2015年開発アジェンダの策定を踏まえ、ニューアーバンアジェンダを進めていくために「スマートシティ」は大切な取り組みの一つである。2016 年に開催される国際連合住宅と持続可能な都市開発会議(HABITAT Ⅲ)では、国際的な人間居住問題における基本的な方針を示す「ニューアーバンアジェンダ」が採択される。同国連会議ハビタットIII事務局は、本セッションにおいて国連会議ハビタットIIIを紹介し、今後議論されるニューアーバンアジェンダの理念の効果的な枠組み構築に向けて一般の関心を高めるとともに理解を深める機会を設ける。
14:55~15:30
「日本における再生可能エネルギーによる電力と水素エネルギーの供給」
日本における再生可能エネルギーの可能性について、気象データを用いたダイナミックシミュレーションの結果を用いて報告する。太陽光発電と風力発電をはじめとする再生可能エネルギーのポテンシャル、地域特性、相互補完性について検討する。2050年ごろの日本の電力需要を想定して、自然エネルギーを中心にした1時間ごとのシミュレーションの結果を検討する。自然エネルギーの変動により生じる発電の不足分を地域間送電、揚水発電とバッテリーで補う。また、発生する余剰電力から水素を生産して、燃料電池自動車や熱需要に供給する場合の規模、可能性と問題点について考察する。
15:40~17:10
「都市のガバナンス:グローバル経済における政策決定」
都市ガバナンスと地域政策は、グローバル経済と複雑さを増す社会において、ますます多くの課題に直面するに違いありません。21世紀のガバナンスを実現するためには、都市を統治するに当たっての地域的・都市圏的スケールが、各機関の再編成と政策ツールの刷新という新たな需要の高まりとともに、ますます重要となります。この会議は、市民とかかわる方法を刷新し、他機関との協力体制を整備し、未来型都市モデルとビジョンを掲げるための新しいアイデアとプロジェクトを実践している講演者を集める予定です。
17:10~17:20
5.22 [Fri]
10:30~11:05
「スマートシティ分野でのリーダーシップ~スペインの取組~」
スペインでは、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のスマートコミュニティ実証実験に於いて次世代交通インフラ(200台のEVや急速充電器CHAdeMOを導入)の社会実験や、IoT(Internet of Things)実証など数々のプロジェクトが行われています。今回のセミナーでは、ICTをベースとした「スマートシティ国家戦略」の発表を機に、スペインの新たな取組みや、日本企業との協業事例及び中南米を始めとする第三市場への参入の可能性などご紹介します。
- スペイン貿易投資庁(ICEX) ICTプロジェクトマネージャー
Oscar Sanz Maldonado 氏
- スペイン大使館経済商務部 投資・産業協力担当アナリスト 内田 瑞子 氏
11:10~11:45
「都市問題をスジ良く解決するーSAPのスマートシティ事例」
SAPジャパン株式会社 プリンシパルコンサルタント 村田 聡一郎 氏
世界最大のビジネスソフトウェア会社であるSAPは、世界の多くの都市問題の解決にも積極的に取り組んできました。交通、エネルギー、インフラ整備、警察・救急・消防、安全、教育、健康など多数の事例のご紹介を通じて、都市問題をスジ良く・ローコストに・そして素早く解決していくためのアイデアとヒントをお伝えしたいと思います。
11:50~12:25
「ケベック州の持続的な発展に対する政府のアプローチ、成果と今後の展望」
ケベック州政府 在日事務所代表 Claire Deronzier 氏
2006年の持続可能な発展に関する法律制定によって、ケベック州は持続可能な発展を法律化した世界で最初の州となった。この法律は望ましい環境を創造するための革新と慣行の刷新をまず行政に、そして社会全体に展開するケベック州政府の意志から生まれたものである。それ以来、ケベック州の持続的な発展に対する政府の取り組みが強化されてきてた。2015年-2020年に向けた持続可能な発展に関する州政府による新戦略の深化はこの分野においてケベック州が引き続きリーダーシップを発揮していく証左といえる。
13:00~13:35
「水素エネルギー社会に向けた岩谷産業の水素事業概要」
岩谷産業株式会社 産業ガス・機械事業本部 水素ガス部 部長 佐野 雄一 氏
ついに水素元年とも言われる2015年度を迎えました。
FCV(燃料電池自動車)をはじめ、バス、フォークリフト、船舶等への輸送機器や、発電などへの水素の実用化及び実証が進んでいます。
本講演においては、今後の水素利活用技術の適用可能性、水素供給の中心的な役割を担う「水素ステーション」の整備状況、そして当社の水素事業の中核となる「液化水素」をご紹介させていただきます。
FCV(燃料電池自動車)をはじめ、バス、フォークリフト、船舶等への輸送機器や、発電などへの水素の実用化及び実証が進んでいます。
本講演においては、今後の水素利活用技術の適用可能性、水素供給の中心的な役割を担う「水素ステーション」の整備状況、そして当社の水素事業の中核となる「液化水素」をご紹介させていただきます。
13:40~14:15
「デンマークの革新性と日本の技術力が融合した価値創造2.0」
メディアでは殆ど報道されていない日本の先端技術とデンマークの革新的アプローチが融合した取組みについて紹介致します。世界でも先進的な事例として紹介されているコペンハーゲンのスマートシティ構想、日本との連携で新しいプラットフォームの創出を目指している福祉介護ロボット、そしてインダストリアル・インターネットの対抗概念となる新しいフレームワークの紹介など、社会保障先進国として紹介されている一般的なデンマークとは異なる一面をご理解頂けます。
14:20~14:55
「モノのインターネット(IoT)とITが創る“進化する都市”」
日本アイ・ビー・エム株式会社 スマーターシティー事業 ソリューションズ 部長
江崎 智行 氏
Internet of Things (IoT)が産業構造や社会の枠組みを大きく変化させようとしている中、これまでのSmarter Citiesの取り組みは、将来に向けて持続的に学習・進化する都市への取り組みに変貌することが期待されます。
本講演では、まずモビリティー(人やモノの移動)の進化を例に取り、モノxコトのサービス化 (Mobility as a Service) への変革をグローバル視点でご紹介します。さらに超高齢化・人口減少社会という日本の社会的課題に対して産学官民連携の、ITx地域特性x事業モデルを実装する舞台としてのイノベーション・プラットフォームの構築の必要性について提言したいと思います。
本講演では、まずモビリティー(人やモノの移動)の進化を例に取り、モノxコトのサービス化 (Mobility as a Service) への変革をグローバル視点でご紹介します。さらに超高齢化・人口減少社会という日本の社会的課題に対して産学官民連携の、ITx地域特性x事業モデルを実装する舞台としてのイノベーション・プラットフォームの構築の必要性について提言したいと思います。